イスタンブールのModanisaは、ロイターが選ぶ2016年に世界で最も人気のあるイスラム系アパレルサイトに選出されました。同社は「自分の生きる人生や時代に合った服を着たいというイスラム圏の女性の願いを叶えること」をビジョンに掲げ、ECサイトでは1,000以上のブランドが10万点以上の商品を販売しています。イスラム圏の女性を対象に、これほど大規模なオンライン販売を手掛けるファッション系プラットフォームはトルコでは前例がありません。
2018年3月、Modanisaはローカルのベンダーのグローバル展開を支援した功績が認められ、「International Business Excellence」賞を受賞。国外への販売を推進するトルコ初のオンラインショッピングプラットフォームとして、小規模な生産者やデザイナーのグローバルな活躍を力強くサポートしています。
Modanisaは、主要市場でのオーディエンスベースの拡大、パーソナライズド広告を使った適切な商品レコメンドによる既存顧客の維持など、多岐にわたるマーケティング計画を実践しながら膨大な数のベンダーをサポートしています。
とはいえ、商品カテゴリーやターゲットオーディエンスが特殊なため、興味・関心や人口統計学ベースのターゲティングのみでは新規ユーザーの獲得は困難です。そこで、同社は新たな取り組みとして「Criteo コンテクスチュアル広告」を試してみることにしました。
コンテクスチュアル・ターゲティングで適切な新規顧客にリーチ
ModanisaはCriteoが「Criteo コンテクスチュアル広告」をリリースする以前から連携しており、アプリ広告キャンペーンを展開していました。同社のデジタルマーケティング担当アシスタントマネージャーのGülfem Alçelik氏は、Criteoの新しい製品を試すことに意欲を示し、次のように語っています。「当社の戦略に沿った新製品であれば、いつでも試してみたいと思っていました。Criteo コンテクスチュアル広告を活用したことで、新規ユーザーのコンテンツの好みに基づいて彼らにリーチし、当社のオーディエンスベースを拡大することができました」
Criteo コンテクスチュアル広告がもたらすメリットの1つが、独自の「コマースフィンガープリント」です。ウェブページからのコンテクスチュアルシグナルと、ファーストパーティのコマースシグナルを組み合わせて、単なる新規ユーザーではなく購入意欲が旺盛な新規ユーザーにアプローチすることで、有望なトラフィック流入を加速させます。
Criteoの優れたテクノロジーが、小売業者のカタログ内の商品と、Criteoのメディアネットワークのコンテクスチュアル・カテゴリーやドメイン間の親和性スコアを計算し、最大の効果を期待できるメディアを特定・アプローチします。コマースデータとコンテクスチュアル・シグナルは商品レコメンドや広告クリエイティブにも反映され、エンゲージメントの向上と高品質なトラフィックを促します。
Criteo コンテクスチュアル広告はcookieに依存しないため、cookieが廃止されてもアドレサブルなオーディエンスを構築できるスマートな手法の1つとして重宝されるでしょう。「デジタル広告が急速に変化する中、当社では主にアプリに注力していますが、ウェブのオーディエンスを維持するためのソリューションも模索しており、cookie廃止までには代替となるアプローチを見つける予定です」とAlçelik氏は話します。
勢いを維持するために
ModanisaはCriteo コンテクスチュアル広告のキャンペーンを展開して3カ月で、5,000万を超えるユーザーにリーチすることができました。Alçelik氏は、その成果に満足していると言います。「リテンション率、CTR、そしてユーザー指標を見れば、今回のキャンペーンが当社のオーディエンスにポジティブな影響を与えたことがわかります。リテンション率の高いユーザーを獲得できただけでなく、CPO(受注1件当たりのコスト)を低く抑えることもできました。当社はCriteoのパフォーマンスはもちろん、市場に関する知識・経験、そして大規模なリーチを可能にするフルファネル対応のソリューションを高く評価しています」
常に挑戦を続けるModanisaは現在、認知度向上のための動画広告キャンペーンを計画中です。そして動画の視聴者を対象に、検討段階向けのキャンペーンの展開も予定しています。今後もCriteoは、同社の顧客のショッピングジャーニー全体で優れた成果を実現できるように力強くサポートしていきます。