2018年9月7日、IDCの業界アナリストであるカルステン・ワイデ(Karsten Weide)氏(@KarstenW)が、マーケットシェアに関するレポート「Worldwide Digital Advertising Software Market Shares, 2017:Despite Intense M&A Activity, Ad Tech Still a Fragmented Market(2017年の世界のデジタル広告ソフトウェアマーケットシェア:M&Aが活発に行われる中で、アドテクノロジーは今もなお分断状態)(DOC #US44240218)」を公開しました。
そして、この分野でマーケットシェアNo.1に選ばれたのがCriteoです。
広告およびマーケティングテクノロジーの市場は、今まさに混沌とした状況にあります。ChiefMartecでは、世界には約7,000ものマーケティングテクノロジーベンダーが存在すると報告されています。形式上の理由でこのカテゴリーに分類されたベンダーや調査会社もありますが、アドテク業界でイノベーションが起こるペースが加速するに伴って、こうした分類は急速に意味を失いつつあります。たとえば、Criteoでは需要側・供給側の両方を組み合わせながら、オープンウェブ全体で広告テクノロジーソリューションを提供していますが、CriteoのソリューションはSSPやDSPのように簡単に説明できるようなものではありません。
今回のレポートは、業界アナリストがアドテク市場を定量化した初めての試みです。アドテク市場は現在、Google/Facebookの複占によって統合・支配され、Amazonが勢いを増しつつある混沌とした状況にありますが、そんな中でCriteoは「広告ソフトウェア市場」のNo.1の座に輝いたのです。
出典:図1、Worldwide Digital Advertising Software Market Shares(2017年の世界のデジタル広告ソフトウェアマーケットシェア)、2017年、IDC(DOC #US44240218, 07-SEP-2018)、許可を得て再作成。2017年度シェア(%)、収益(100万ドル)、および成長率(%)
本リポートの著者であるIDCのデジタルメディアおよびエンターテインメント担当副社長、カルステン・ワイデ氏(@karstenw)は、次のように語っています。
「Criteoは今回、弊社が初めて行った広告テクノロジーベンダーの分析において、マーケットリーダーに選ばれました。その決定要因は、主に同社が過去13年間にわたりリターゲティングで築き上げてきた確固たる地位によるものですが、エンドツーエンドのベンダーとしてブランドとパブリッシャーの両方にその他のソリューションを提供してきたことも大きく寄与しています。
レポートで詳述されている重要なトレンド
- 現在、デジタル広告ソフトウェアの分野は非常に混沌とした状況にあり、M&Aが活発に行われているにもかかわらず、上位15社のベンダーによる占有率が市場全体の40%にも達していない。
- 広告ソフトウェア市場の規模は、2016年の92億ドルから2017年の127億ドルとなり、前年比38%の成長を見せている。
- アドテクノロジーの売上(TACを除く)は、2017年の広告支出のうち4.7%を占めており、2016年の4.0%から上昇。IDCでは、2022年までにこれが7.8%まで拡大すると予測しており、その要因は広告支出の増加(2016年と2017年の比較で+19%)、および自動化の加速による従来のテレビ広告からデジタルビデオ広告(コネクテッドTV)への移行としている。
オンデマンドのウェビナーをご覧ください
アドテクノロジーの将来のトレンドについて、IDCのデジタルメディアおよびエンターテインメント担当副社長のカルステン・ワイデ(Karsten Weide)氏と、Criteoのマーケティング担当上級副社長のジェン・ウェラン(Jen Whelan)による対談をご覧いただくことができます。下の画像をクリックして専用サイトにアクセスしてください。
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