【LINE ヤフー×Criteo対談Vol.1】 待望の正式ローンチ! 「レコメンデーション メッセージ for LINE公式アカウント Powered by CRITEO」の強さとは?

更新日 2024年06月21日

対談者:
LINEヤフー株式会社ビジネスPR統括本部ビジネスソリューション開発本部ソリューションマーケティング部 部長依馬 裕也 氏
CRITEO株式会社 戦略的クライアントパートナーシップ部門ビジネスオーナー 吉原 元樹 氏

Criteoでは2024年2月、LINE公式アカウント上でパーソナライズされた高度なメッセージ配信を可能にする新ソリューション「レコメンデーションメッセージ for LINE公式アカウント Powered by CRITEO」を、正式ローンチいたしました。2023年5月のβ版ローンチ以降は予想を超える多くの引き合いをいただき、実際にご活用いただいた広告主様から非常に高い評価をいただいている本ソリューション。具体的にどのような強みがあり、どのような可能性を秘めているのか。LINEヤフー、Criteo両者の担当者が解説します。

LINE公式アカウント上での高度なレコメンデーション・メッセージ配信を実現

―まずは本ソリューションの概要を教えてください。

吉原:「レコメンデーション メッセージ for LINE公式アカウント Powered by CRITEO」は、Criteoの膨大な購買データとAI技術を掛け合わせてユーザーの興味関心を分析し、LINE公式アカウント上でパーソナライズされた高度なメッセージ配信を実現する新たなソリューションです。2024年5月現在、LINEテクノロジーパートナー(コミュニケーション部門)である株式会社Hakuhodo DY ONE、株式会社電通デジタル、Micoworks株式会社、株式会社サイバーエージェント、ソウルドアウト株式会社、ミロゴス株式会社が販売を手掛け、すでに多くの企業様にご活用いただいています。

依馬:本ソリューション最大の特長は、Criteoの購買データとAI技術を掛け合わせることでOne To Oneでユーザーが求めているコンテンツがレコメンデーションできること。広告主である企業やブランドは、多様化するユーザーのニーズや興味関心に合わせてパーソナライズされたコンテンツをダイレクトに届けることで、効率良くコンバージョン向上を実現、エンゲージメントを強化することができます。

LINE公式アカウント×Criteoで、新たな広告配信のビジネスモデルを作りたい」という想いが原点

―本ソリューションはどのような経緯で生まれたのですか?

吉原:月間MAU9,700万人(2024年3月末現在)という圧倒的な規模を誇る、非常に魅力的なプラットフォームLINEと、膨大な購買データやAI技術といったCriteoのリソースを組み合わせて、新たなメッセージ配信の在り方を作り出せないだろうか?という発想から生まれたものです。Criteo社内でいろいろと検討をして、今のソリューションの原型となる構想ができたのが、2021年の春ごろ。もし協業が実現できれば、きっと面白いソリューションができると確信していたので、すぐにLINEヤフーさんに相談させていただきました。

依馬:ご存じのとおり、LINE公式アカウントは、コミュニケーションアプリ「LINE」を通じて企業や店舗がユーザーとコミュニケーションをとることができるサービスです。LINEのユーザー数増加とともにLINE公式アカウントの開設数も年々増加傾向にあり、国内外で業種を問わず多くの企業にご活用いただいています。ただ、LINE公式アカウント上で発信する情報についてはキャンペーンやセールのお知らせにとどまることが多く、LINEヤフーとしても、どうすればユーザー一人ひとりのニーズや嗜好に合わせた情報を最適なタイミングで発信できるのか、その具体的な方法を模索していました。なので、Criteoさんから本ソリューションについてご相談をいただいたときは、すぐに前向きに検討してみたいと思いました。私自身、ダイナミックリターゲティングなどCriteoのソリューションを活用した経験があり、その効果の高さは知っていましたから、Criteoさんとなら何か面白いことができるのではないかという直感がありましたね。

吉原:LINEヤフーさんと話し合いを進め、Criteoのレコメンドエンジンを使ってLINE公式アカウント上で、コンバージョンに繋げる仕組みを作るという方向性は決まったのですが、Criteoが単独でその仕組みをゼロから作ることは非常に難しい。そこでLINEヤフーさんからご提案いただいたのがLINEテクノロジーパートナー(同社の広告商品やAPIサービス導入にあたって技術支援をする認定パートナー)との協業です。LINEでのLINE公式アカウントと広告運用を熟知したLINEテクノロジーパートナーと協力すれば、より迅速かつ効果的にソリューション開発ができると判断し、すぐにいくつかのパートナー企業にお声がけさせていただきました。そして、2022年末~2023年5月にかけてLINEテクノロジーパートナーであるデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(現:Hakuhodo DY ONE)、電通デジタル、MicoworksとともにPoC(実証実験)を実施し、同年6月にはβ版をローンチ。確かな手応えを得ることができました。

―気になる実証実験の結果をご紹介!Vol2に続く