Amazon広告を自動最適化するクラウド型ソフトウエア「Perpetua(パーペチュア)」を提供するPerpetua株式会社では、去る2023年11月14日、東京・渋谷にて、リテールビジネスに関する最新トレンドが学べるリアルイベント「Perpetua Growth Lab」を開催しました。Criteoは本イベントに協賛するとともにHead of Enterprise Sales Japanの蓑輪 誠一、Head of Retail Medeaの牧野臨太郎の2名が、アタラ合同会社創業者CEOの杉原氏とともにゲストスピーカーととして登壇、「2023年に〝リテールメディア〟元年を迎える 日本のリテールメディアへの期待とは!?」と題してディスカッションを行いました。
ディスカッションの主な内容は以下の通りです。
1. リテールメディアとは?
リテールメディアとは小売業者のEコマースサイトまたはブランドが提供するアプリに配信され、顧客が購入するタイミングに影響を及ぼす広告のこと。リテールメディア広告を掲載するとECサイトはメディア化し、EC事業者は物販収益に加え広告掲載料という新たな収益源を得ることができる。
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2. USでのリテールメディアトレンド
リテールメディアは2022年に急成長した広告チャネルの1つ(前年比22%増の380億ドル)であり、その市場規模は今後5年間で2倍以上の1070億ドルに達すると予測されている。
今年11月2日に開催されたアメリカAdWeekのリテールメディアサミットでは、リテールメディアを成功させるポイントとして以下の点が強調されていた。
- テストを繰り返して学ぶことが大切
- ブランドはパートナーをチームの一員として扱うこと。伝えたいメッセージを共有する
- リテールメディアをサイロにせずオムニチャネルで取り組むこと
- 正しいエクスペリエンスの次にマネタイズが来る
3. 日本がUSのトレンドから学べること
JBP(joint business plan、顧客・売場起点で、ブランドと小売業が直面している課題を相互理解した上で継続的かつ体系的に解決していく協働プロセス)を中心にブランドの課題に向き合うことが大切。例えばデータ分析をベースに①カテゴリーベースの売上達成目標の設定、②新しい広告枠・ターゲティング等の共同考案とトライアルを行う、③季節キャンペーンを展開するなど。
ただし、先行するUSとはリテーラーの規模や状況、商習慣が日本とは大きく異なるため、単純にUSのトレンドをそのままフォローするのではなく、オンサイト以外の環境も含めた戦略を練ることが重要。特にオンラインでは複数のソリューションを経由したユーザーはそのほかのユーザーに比べて高い傾向にあることから、フルファネルのソリューションを活用することが重要。
4. まとめ
【Criteo発言のまとめ】
リテールメディアで成功を収めるためのポイント
- Retailers(流通、小売)とBrands(メーカー、ブランド)が、それぞれの強みや目指す形について対話し、相互理解を深めること
- 長期にわたるプロジェクトのためRetailersは経営層とのアライアントのもと、体制を整えて取り組む必要がある
- Brandはブランディング・マーケティング方針に沿ったRetailer・データセットで実施することが重要
すべてのセッションの終了後、17時30分~19時30分にはSpecial Dinner(Sponsored by Google)が、19時30分からはAfter Party (Sponsored by Criteo)が開催され、参加者の皆さんと有意義な交流の時間を楽しむことができました。来る2024年、日本におけるリテールメディア市場はいよいよ本格始動の時を迎えます。この大きな波に乗り遅れないように、まずはリテールメディアの基本について学んでみませんか?
Criteoリテールメディアについて詳しくお知りになりたい方は、お気軽にCriteoまでお問合せください。追って担当者よりご連絡を差し上げます。
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