ウォールドガーデン(ソーシャルネットワークに代表されるような、膨大なユーザー数を持ち、かつIDにひも付く形で閉じた世界でデータが使われる巨大プラットフォーム)とオープンインターネットには、それぞれにメリットがあります。ウォールドガーデンの場合、広告主は大規模なユーザーと密接につながり、閉鎖的なネットワーク内で彼らにターゲティングすることができます。一方、オープンインターネットでは、小売業者のサイトやパブリッシャーのプラットフォーム、ブログ、アプリにまたがって、より多くの消費者のショッピングジャーニー全体でリーチすることが可能です。
確かにウォールドガーデン内での広告活動は魅力的な選択肢ですが、顧客の成長を最大限に加速させたいと考えているのであれば、自社の広告活動をオープンインターネットにも拡大する価値は十分あります。 オープンインターネットにも広告キャンペーンを展開すべき4つの理由を解説します。
1. オーディエンスへのリーチ拡大
オープンインターネットで広告を配信する最大のメリットの1つは、広大な未開拓領域にいるオーディエンスにリーチできることです。Criteoの調査によると、7割の人が重要なショッピングや初めての店舗で購入する前に、オープンインターネット上の記事に目を通しています。1 つまり、オープンインターネット上ではこれらの膨大なオーディエンスにリーチできるため、より広範な顧客ネットワークにつながるチャンスがもたらされるのです。
2. 買い物客が最も時間を費やしている場所でアプローチしよう
消費者はかつてないほど長い時間をオンライン上で過ごしています。しかも、66%もの時間をオープンインターネット上で過ごしています。2 ショッピングジャーニー全体で彼らと継続的にエンゲージすれば、新規・既存顧客から長期にわたってメリットを得られる可能性が高まります。
3. 優れた透明性で広告配信を最適化
オープンインターネット上で広告を配信するもう1つのメリットは、優れた透明性とコントロールが得られることです。ウォールドガーデンは閉鎖的なエコシステムのため、広告主は自社の広告がどこに掲載され、誰がそれを閲覧しているのかを正確に把握することは困難です。
一方、オープンインターネットでは、広告を掲載する場所をより自由にコントロールでき、またパフォーマンスも簡単に追跡できます。この優れた透明性のおかげで、データに基づいて効果的なアプローチを特定し、キャンペーンを最適化しながら成果の改善することができるのです。
4. ブランド認知度の向上
オープンインターネットでは、ウェブサイトやプラットフォームをまたいで広範囲にわたってブランドストーリーを伝えられるので、潜在顧客の認知度向上や露出の向上が期待できます。
また、広告を掲載する場所をコントロールできるようになるため、不適切なコンテンツの隣に自社の広告が配信されることを回避し、ブランドセーフティも確保することができます。
オープンインターネット上の買い物客へのリーチを実現する Criteo のコマースグロース・プラットフォーム
ウォールドガーデン内での広告活動にはメリットもありますが、顧客ベースの拡大を狙うのであれば、「とりあえずソーシャル」から一歩踏み出すことも大切です。
オープンインターネットがもたらす大規模なオーディエンスリーチと、豊富な広告フォーマット、優れた透明性、そしてブランド構築に適した環境を最大限に活かせば、新規顧客獲得と顧客維持をこれまで以上に加速できるはずです。
Criteo のコマースグロース・プラットフォームについて詳しくは、Criteoのエキスパートにお気軽にご相談ください。
出典:
1Criteoのショッパーストーリー2022:消費者のトレンドとコマースの未来
2Harris Poll、オープンウェブ vs. ウォールドガーデン:消費者の嗜好とブランドマーケターにとっての機会