2万5,000を超えるブランド、小売業者、パブリッシャーで構成されるCriteoのネットワークでは、40億件の商品SKU、25億人のアクティブな買い物客のデータが動いています。この世界最大のCriteoのコマースデータセットを活用すれば、オープンインターネット全体でコマースの成果を高めることができます。Criteoは#FutureIsWideOpen(未来は大きく開かれている)という信念のもと、継続的に蓄積してきたコマースインサイトを誰もが利用できるようにしています。
Criteoコマーストレンドダッシュボードは、Criteoのコマースデータの閲覧、分析、比較、対比が行えるインタラクティブなツールで、マーケターやメディアオーナーはこれを活用して、現在の市場動向の把握や今後の計画策定を効率化できます。
ダッシュボードには、今年と前年を比較できる月間売上トレンドや、最新の日次売上トレンドが表示されます。コマーストレンドのデータは世界20カ国から収集され、600件の商品カテゴリーとサブカテゴリーに関する詳細なインサイトを知ることができます。たとえばファッション/アクセサリーのカテゴリーで、今年と前年の5月のワンピースの売上データを比較したい場合には、ダッシュボードを操作して簡単に確認できます。パスタ・麺類のサブカテゴリーの先週の売上トレンドも、ダッシュボードですぐに調べることができます。
以下では、ダッシュボードの使い方とコマースデータの例を紹介します。
Criteoコマーストレンドダッシュボードの使い方
YoY Monthly Trends(前年比の月間トレンド)ビューでは、ドロップダウンメニューから国、商品カテゴリー、商品サブカテゴリーを選択するだけで、指定した商品カテゴリーとサブカテゴリーの売上トレンドを一目で確認できます。
たとえば、次のグラフは米国の「ワンピース」サブカテゴリーの売上動向を示したもので、2021年5月は2020年同月比で178%増という大きな伸びが見られます。
次のグラフは、英国におけるノートPCの売上です。2月に前年同月比で91%増加してピークに達した後、4月と5月にも再び増加しています。
2021 Daily Trends(デイリートレンド)ビューでは、日、週単位のトレンドを細かく確認でき、マーケターやメディアオーナーはキャンペーンやインベントリを今すぐ調整すべきかどうかの判断材料として利用できます。このツールを使用するには、まず下部のメニューバーの「Go to 2021 Daily Trends」をクリックし、次にデータを表示する国と商品カテゴリーを選択します。データの範囲はスライダーで選択できます。特定のサブカテゴリーを表示するには、右側のメニューから選択します。
次の例は、ドイツのワインの売上動向を示すグラフです。5月2日に売上はピークを迎え、2021年1月初旬と比べて83%増加したことがわかります。
次の日本のグラフでは、第2四半期にヘアケア商品の売上が伸びたことが見てとれます。このカテゴリーを牽引したのは、シャンプー/コンディショナーとヘアスタイリング商品でした。
数字の意味を読み解く
先ほどのドイツにおけるワインの売上を見てみましょう。「ワイン」のサブカテゴリーの5月2日の指標は183となっています。これは1月1~14日(基準期間)のワインの販売数が1日あたり平均100件だったのに対し、5月2日には183件あったことを示しており、販売数は83%増加したことになります。
右側には、選択した期間(今回は5月24~31日の7日間)の売上成長の平均指標値順に、商品サブカテゴリーが表示されています。これはワインが総売上で1位という意味ではなく、1月1~14日と比較した売上成長率においてその週は1位であり、平均売上指標は99だったことを示しています。
誰でも利用できるコマーストレンド
コマースメディアで勝利を収めるためには、市場のトレンドを把握することが重要です。Criteoはデータの提供を通じて、マーケターやメディアオーナーの皆さまの成功をサポートします。下に表示されているダッシュボード(操作可能です)、またはフルスクリーンダッシュボードで、データの詳細をご覧いただけます。