今年の父の日は6月20日(日)。皆さん、プレゼントはもう用意していますか?リモートワークの浸透や外出自粛などの影響で、世のお父さんたちのライフスタイルにも変化が表れている今年、父の日のプレゼント選びにはどのような傾向が見られるのでしょうか?「父の日.jp」の調査結果をもとに紐解いてみましょう。
昨年の父の日はどうしてた?
(出典)父の日jp
今年と同じように「コロナ禍」の中にあった、2020年の父の日。皆さんはどんな日を過ごしたのでしょうか?父の日jpが行ったアンケートによると、昨年の父の日は「お父さんと別々に過ごした」が全体の54.5%で、「お父さんと一緒に過ごした」の31.0%を大きく上回りました。例年なら父の日には、実家までお父さんに会いに行ったり、レストランで一緒に食事を楽しんでいた人も、昨年は新型コロナウイルス感染予防のために、お父さんと過ごすのをあきらめたケースが多いのかもしれません。いまだ新型コロナウイルスの感染収束の兆しは見られないので、おそらく今年の父の日も昨年同様、お父さんと一緒に過ごすのは難しそうです。
贈りたいプレゼント第1位は「お酒・ビール」
となると、今年も父の日のお祝いは、お父さんにプレゼントを渡して感謝の気持ちを伝えるのが主流になりそうです。では、父の日のプレゼントに、皆はどんなものを贈っているのでしょうか?同じく、父の日jpの調査で、全国の20~60代の男女500人に「父の日に贈りたいものは何ですか?」と聞いたところ、最も多かったのは「お酒・ビール」で、全体の27.6%、次いで「ファッション・アクセサリー」20.2%、「食品・スイーツ」18.2%と続きました。理由については、次のような声が寄せられています。
「お酒はやはり男性にとっては嬉しいものなのではないかなと考えております。父の日くらいいいお酒をのんでゆっくりしてもらいたいという気持ちです。」
「父親はあまりファッションに興味がなく、いつも同じような服を着ているので、お洒落な服をプレゼントしてあげたいから。」
「父はお酒が飲めないので、その代わりに普段買わなさそうな質のいい食品(フルーツや肉など)を送りたいです。物だと残るので、消え物のほうが受け取る側も気楽でいいかなと思います。」
家の中では煙たがられがちなお父さんですが、アンケートの結果を見る限り、皆さんがお父さんを意外なほどよく観察し、深く理解していることがわかります。
父の日のプレゼント、予算は4,000~5,000円
(出典)父の日.jp
続いて、父の日のプレゼントの予算について見ていきましょう。同じく父の日.jpの調査で「父の日ギフトにかけてもいい金額はいくらですか?」と聞いたところ、最も多かったのは「4,000~5,000円」で全体の19.4%、次いで2,000~3,000円が15.4%、3,000~4,000円が14.6%となりました。皆さん、お父さんが気を使わずに喜んで受け取ってくれるくらいの手ごろな値段のものを、上手に選んでいるようです。
約78%のお父さんが、父の日に「感動」
では、当のお父さん方は、父の日のプレゼントについて、どう思っているのでしょうか?父の日.jpが全国の30代~70代の男性に「父の日のプレゼントで感動したことはある?」と聞いたところ、「ある」と答えた人が77.5%で、「ない」と答えた人22.5%を大きく上回りました。
具体的にどんなプレゼントに「感動」したのか、アンケートに寄せられたコメントを見てみると・・・・・・
「趣味が登山なのですが、あまり一緒に来てくれることがない子供から「パパと一緒に登山券」をもらった時はちょっと感動しました。」(30代)
「抱きついて『パパありがとう』と娘から言われた時は、とても嬉しく感動しました。覚えたての文字で、一生懸命手紙を書いてくれるのも嬉しいです。」(30代)
「初めて呑みに連れて行ってくれた時は、息子も成人して成長したことを実感して感慨深い思いでいっぱいになりました。」(50代)
高価なプレゼントでなくても、ちょっとした手紙や手作りプレゼントでも、パパたちのハートはぐっとつかまれてしまうようですね!
来年の父の日は一緒に楽しい時間をすごせることを祈って、今年はちょっとしたプレゼント+電話やSNSのメッセージを贈るだけでもお父さんたちは、きっと喜んでくれることでしょう。