2018年のトレンドを先取り! Vol.1「音声でショッピング」が当たり前の時代へ

更新日 2021年01月13日

Criteoは、独自のネットワークを駆使し、コマースマーケティング業界の変化をいち早くキャッチ。2018年の注目トレンドを先取りして、皆様にお届けします。

成熟するスマートスピーカー市場

今年の大きなトレンドは全部で8つ。このうち、今年最大のトレンドになると予想されるのが「音声認識を活用したショッピング」の台頭です。消費者は、Google HomeやAmazon Echoなどのデバイスを介して、より頻繁に音声を使ったショッピングを楽しむようになるでしょう。

今後は、すでに一定のシェアを広げているGoogleやAmazonに加えて、様々な企業がスマートスピーカー市場へ参入する動きを見せています。MicrosoftのCortanaやHarman Kardonのデバイス、さらにはFacebookのAloha、AppleのHome Podなどが競争に加わることによって、市場は成熟・飽和状態になるでしょう。

これに伴い、音声認識の分野では今まで以上にイノベーションが進み、次々に新しい技術が生まれています。

実際、CriteoとKantar Millward Brown社が行った調査では、企業のブランドマネージャーの半数以上が「今後2年間で最も活用される技術」として、音声認識用のデバイスや家庭用スマートスピーカーを挙げています。

パーソナライズが進む音声広告

音声認識技術が向上に伴って、広告のトレンドも大きく変わっていくでしょう。特にコンテンツ連動型の音声広告では、おすすめの商品やコンテンツがよりパーソナライズされた広告、つまり顧客一人ひとりの興味・関心に合わせたてカスタマイズされた広告が提供されるようになると考えられています。すでに、世界最大の家電量販店Best Buyは、AmazonのAlexaを活用して、期間限定の割引や特典クーポンを提供する「フラッシュマーケティング」を行っています。

今後、スマートスピーカーは、消費者の興味・関心に関する豊富なデータを活用して、既存の商品やサービスのみならず、それに関連する商品やサービスをも付加的に提供できるようになるでしょう。

たとえば、「このあいだ買った洗剤が切れそう」と思うタイミングを見計らって、スマートスピーカーから、その洗剤購入に使える期間限定のクーポンのお知らせが流れて来たり、あるミュージシャンのCDを購入した後に、そのミュージシャンの新作DVDの広告を受け取ったりたりという風景が、ごく日常的なものになっていくはず。今後、音声認識によるショッピングがどんな方向に発展していくのか、目が離せません!