10月1日から始まったGo To Eatキャンペーン。皆さまはもうご利用されましたか?ニュースなどで取り上げられて、よく耳にするものの、いまひとつ内容がよくわからない・・・という人も多いのではないでしょうか。そこで、今回はGo To Eatキャンペーンの概要と利用方法などについて簡単に解説します。
Go To Eatキャンペーンは、感染予防対策に取り組みながら頑張っている飲食店を応援し、食材を供給する農林漁業者を応援することを目的に政府主導で展開されているもので、参加方法は以下の2つです。
- 地域内の登録店舗で使える25%のプレミアムを付けた食事券を購入する
- オンラインで飲食店を予約して、後日利用できる最大1000円のポイントをもらう
キャンペーンの実施時期は、オンライン予約によるポイント付与は10月1日~、プレミアム食事券の発売は地域ごとに異なり、準備のできた地域から順次スタートされますが、最終的には47都道府県すべてで販売される予定です。
キャンペーンに参加するには、飲食店が行っている感染症予防対策への協力(手指消毒やマスクの装着など)、付与されるポイント以上の飲食をすることが必要です。
① プレミアム付き食事券を使うには?
プレミアム付き食事券は、
- 25%分のプレミアが上乗せされていること(例:1万円の食事券で1万2500円の食事ができる)
- お釣りが出ないこと
- 1回の購入上限額が2万円以内であること、の3点については全国共通のルールですが、それ以外は発行される地域によって販売場所や販売方法、額面や仕様がバラバラであること、原則として発行された地域内の飲食店でしか利用できないことに注意が必要です。
秋田県と京都府の場合を例に、それぞれどんな食事券が販売されているのかを見ていきましょう。
<秋田県の場合>
- 販売期間:2020/10/20~2021/01/31
- 販売場所:秋田県内銀行、駅コンビニ、スーパーなど
- 利用期間:2020/10/20~2021/3/31
- 額面:1,000円券×5枚を4,000円で販売
<京都府の場合>
- 販売期間:2020/10/20~2021/01/31
- 販売場所:ファミリーマート
- 利用期間:販売日~2021/3/31
- 額面:1,000円券×3枚+500円券×4枚を4,000円で販売
プレミアム付き食事券を購入する場合は、農林水産省のホームページで販売場所や価格などを確認することができます。
② オンライン予約によるポイント還元を受けるには?
2021年1月末までに、ぐるなびや食べログなど13のオンライン予約サイトを通じて対象の飲食店を予約して来店すると、後日使えるポイントが最大1000円分付与されることになっています(ランチタイムは最大500円、15時以降は最大1000円、ポイントの利用期限は2021年の3月末を予定)。
ポイントの還元を受けるには、還元されるポイント以上の飲食をすることが条件で、ランチタイムは499円以下、15時以降は999円以下の利用については、ポイント還元の対象になりません。
付与されるポイントの種類やタイミングは予約サイトによって異なり、たとえば、ぐるなびの場合は、来店日の翌日から数えて8日後までに、ぐるなびの期間限定ポイント(利用期限60日以内)が付与されることになっています。ポイント還元を受けたい場合は、各予約サイトで確認してみましょう。
なお、いずれの予約サイトも1回の予約あたり10人分(10,000ポイント)が上限で、テイクアウトやデリバリー、ケータリングサービスの利用は、Go To Eatキャンペーンの対象外です。ただし、Go To イートキャンペーンとは別に、予約サイト独自のポイントを上乗せして進呈することは認められているので、各サイトが独自のキャンペーンを展開しており、その内容にも注目が集まっています。
まだ新型コロナウイルスの感染収束に目処が立たない中でのキャンペーンのスタートを疑問視する声もありますが、苦境に立たされる飲食店や生産者を応援するためにも、感染症対策をしっかり講じた上で、外食を楽しんでみてはいかがでしょうか。