Criteoがパリに開設した世界最先端の人工知能研究所・Criteo AI Labは10月3日に創立1周年の記念のイベントを行い、Bruno Le Maire財務大臣をゲストにお迎えする機会に恵まれました。
Criteo創業者兼CEOのJB Rudelleとの会談後、大臣はCriteo AI Labのツアーに出発。研究所内で実際に行われている人工知能の研究の様子を視察しました。
大臣は研究の内容や進捗について次々に研究者に質問し、AIの未来、その可能性と制約について、あるいは世界のAI市場におけるヨーロッパやフランスの立ち位置について、洞察に富んだ議論が交わされました。ここでは、大臣やJBの発言のうち、特に印象深かったものを紹介しましょう。
「Criteo AI Labでは、オープンインターネットの哲学を尊重しています。また、Labでは複数の研究機関と協力体制をとっており、学界と産業界の双方に役立つ成果をあげることを目指しています」 (JB Rudelle、Criteo創業者兼CEO)
「Criteoの従業員は、自分たちが創った会社を誇りに思うべきです。Criteoは、過去15年間にフランスで最高の技術的成功を収めた企業の1つです」 (Bruno Le Maire、フランス経済財務大臣)
「いわゆるDigital Giantsの主流の活動と、データ収益化の分離について考える必要があります」(Bruno Le Maire財務大臣とJBの会話より)
このほか、当日のハイライトがご覧になりたい方は、#AIAheadOfUs.をツイッターで検索してください。「いいね!」や「シェア」も、もちろん大歓迎です。また、ストリームプラットフォームでのリプレイもまもなく利用可能になります。
Criteo AI Labからは、続々と素晴らしい成果が上がっています。たとえば、トップカンファレンスのパブリケーションや、アカデミックを対象とした機械学習のためのオープンなデータセット、オープンソース プロジェクト、内部および外部スピーカーとのオープントレーニング、Recommender Systemでのセッションの共有、コラボレーション(議長、博士課程のインターンシップ)など、枚挙に暇がありません。
開設から2年目に入る今年は、さらなる成果が期待されるAL Lab,今後の成長にどうぞご期待ください。