消費者の注目を集めて購買を促すための競争は、かつてないほど熾烈さを増しています。2020年、世界のマーケターが費やす広告費は、前年比6%増の6,560億ドルに上ると見込まれています。この成長の大部分はデジタルテクノロジーが牽引しており、2020年には世界の広告支出の半分を超える規模になるとみられています。
最適なマーケティング予算の設定には「理論」と「技術」の両方が必要です。たとえ年間予算が100万ドルであれ1,000ドルであれ、すべてのマーケターや小規模事業者は、自社ブランドへの注目を集めたいと考えています。予算を賢く使い、最大限のリターンを手に入れましょう。
同時に、絶えず変化し続けるデジタルマーケティング市場で生き残るためには、消費者が長く滞在するチャネルやより大きな利益が見込める新たなチャネルを、積極的にテストしてみることも大切です。何事にもチャレンジして、経験を積もうとする意欲や柔軟性があれば、現在の収益のレベルを次のレベルに引き上げることも可能なはずです。
とはいえ、マーケティング予算を計算するにあたって、新たなチャネルをテストするタイミングをどのように見極めればよいのでしょうか?また、チャネルごとの予算や、安定した利益が見込める信頼性の高いチャネルに注力すべきタイミングを決めるには、どうすればよいのでしょうか?
悩めるマーケターの皆さまをサポートするために、Criteoでは「スマートな広告投資 2020」パッケージを作成しました。このパッケージを利用すれば、予算の配分をはじめ、ダイレクトメールからTikTokに至るあらゆるマーケティングチャネルにおける支出と成果を効果的に把握することができます。その結果を活用すれば、2020年に有効な施策とそうでない施策を明確に区別できるようになるはずです。
以下では、このパッケージに含まれる3つのツールについてご説明します。
1.デジタルマーケティング戦術ガイド 2020
本ガイドの作成を通じて、マーケターの多くが利用するチャネルは、これまで大きく変わっていないことが明らかになりました。変化したのは、主要チャネルへのアプローチ方法と、各チャネルで新たな機能が利用できるようになったことです。本ガイドでは、現在利用されている主要なマーケティングチャネルの内訳をはじめ、キャンペーンの事例や最新の業界トレンドなどを紹介しています。
たとえば、マーケターの皆さんにはInstagram(広告主の数が2017年に20億に到達)が人気ですが、Instagramの「チェックアウト」機能をご存じでしょうか?
「チェックアウト」はユーザーがInstagram内で見つけた商品を、その場で購入できる機能です。チェックアウト機能はまだベータ版がアメリカ限定で提供されている段階ですが、今後、注目すべき機能の1つです。実際、ドイツ銀行のアナリストは、チェックアウトは2021年までに100億ドルの収益を生み出すだろうと予測しています。
チェックアウトが一般リリースされるまでの間は、フォロワーがInstagram上で閲覧した商品を御社のサイトで購入できる「ショッピング機能」を利用するのもよいでしょう。
Criteoの「デジタルマーケティング戦術ガイド 2020」には、こうしたチャネルの最新情報が多数掲載されており、2020年に注目すべきポイントを効果的に把握することができます。今すぐガイドをダウンロードしてお読みください >>
2.Criteoのデジタルマーケティング予算 算出ツール
新たなマーケティング戦術を試す場合、特定のマーケティングチャネルの予算を増やすために、別のチャネルの予算を減らして、それを充当する方法をとるのが一般的です。その際の意思決定は、迅速に行わねばなりません。
こうしたことを目的に開発されたのが、Criteoのデジタルマーケティング予算 算出ツールです。このツールはマーケターや事業主の皆さまが、現在の状況やニーズに応じてカスタマイズしながら、広告予算を算出できるように作られています。
ツールを利用するには、Excelの予算算出ツールをダウンロードして、御社のマーケティング予算の総額と、人気の上位9つのチャネル(デジタル広告、SEO、ソーシャルメディアマーケティング、コンテンツマーケティングなど)における現在の予算配分を入力してください。
各チャネルに配分するマーケティング予算をまだ決めていなかったとしても、大丈夫です。Criteoは世界の900人のマーケターを対象にしたアンケート調査の結果をもとに、基準となる予算配分を割り出しています。また、御社の優先事項に合わせて「予算配分(%)」の数値を調整できる「Criteoからの提案」もご利用いただけます。
なお、この算出ツールでは特定のチャネルの予算を増やすと、その他のチャネルの予算も調整されるため、予算を超過する心配は要りません。ぜひ、算出ツールをダウンロードしてご利用ください >>
3.マーケティング指標 虎の巻
御社の現在のCPM、CPC、CPSを把握できていますか?
予算の規模にかかわらず、マーケティング指標は重要です。マーケティングの成果を的確に測定できれば、2020年はさらに賢く広告投資ができるようになるはずです。
利用するチャネルは同じでも、マーケティングキャンペーンの目的はさまざまであり、リーチする消費者もショッピングジャーニーのさまざまな段階にいます。
新規顧客に御社のブランドとの出会いを促したい場合には、御社のブランドを象徴するような魅力的な動画や画像を使ってデジタル広告キャンペーンを展開し、ブランド認知度の向上を図るとよいでしょう。また、直近のウェブサイト訪問者を呼び戻し、彼らを購入につなげたい場合は、パーソナライズした商品レコメンドに加え、「Eコマースドリブン」な行動喚起(「今すぐ購入」など)を積極的に提示するコンバージョン段階向けキャンペーンを展開することもできます。
いずれの場合もデジタル広告を利用しますが、達成目標はそれぞれ異なり、成果についても、異なる2つの指標を使って評価されます。
そこでCriteoは、マーケターの皆さまが最もよく利用される指標を確認しながら、新たに開始するキャンペーンに適切な指標を素早く選べるように「マーケティング指標 虎の巻」を作成しました。今すぐダウンロードしてご利用ください >>