オーディエンスターゲティングは、単にオーディエンスを正しく理解してセグメント化すればよい、というわけではありません。誰に訴求すべきかを特定できたら、そのオーディエンスを惹きつける広告を作成することが重要です。つまり、「対象となるオーディエンスに適切なメッセージでリーチ」しなければ意味がないということです。
今日のプログラマティック広告の世界では、AI技術が各消費者の行動を分析し、彼らの最も心に響く広告フォーマットとクリエイティブを選んで自動的に広告を作成してくれます。
ただし、そのためには買い物客のショッピングジャーニーの認知から検討、コンバージョンの各段階において、最適なメッセージを伝えるためのスケーラブルな広告フォーマットを豊富に用意しておく必要があります。
これについて、以下で詳しくご説明します。
認知:インパクトを与えて記憶に残す
御社の社名をまだ聞いたことがないオーディエンスセグメントに広く訴求する場合、まずは注目を集めるような広告でアプローチすることが大切です。この時点では、御社の社名と御社が何をしている会社なのかを、記憶に残る形で伝えられれば十分です。その際、大きなビジュアルやボールド体、動画を使うと効果的です。
このレイバンの例では、オプションを回転する立方体を用いることで注目を引くとともに、ユーザー自身がスタイルやマテリアル、レンズの色をカスタマイズできるようにしています。
また、このアパレル業者の例では、スワイプして切り替えられる2通りのコーディネートを提供しています。CTAも商品の詳しい説明もなく、画像とロゴだけの広告ですが、それでも十分に人目を引くことに成功しています。
検討:好奇心を刺激する
検討段階の買い物客は、まだ複数の選択肢を比較検討しているところです。中には御社の名前をまだ聞いたことがない人もいるでしょう。しかし、ターゲットに「インマーケット」なオーディエンス を作成した場合、それによってリーチした人々は御社の商品・サービスに興味を持っていることがわかっています。
したがって、この段階で提示する広告は、ブランドメッセージと商品固有の情報を組み合わせたものにすべきです。御社のブランドを紹介しつつ、彼らが探しているアイテムを提示することによって興味を引きつける必要があるのです。Criteoをはじめとする一部のアドテクソリューションを活用すると、見込み客にパーソラナイズしたカテゴリーや商品レコメンド を提示することができます。見込み客が御社のサイトを一度も訪れたことがなくても、機械学習が彼らの購入意欲に関する数百ものシグナルを分析し、彼らが最も興味を持ちそうなアイテムを特定することができるのです。
この段階では、消費者を御社のサイトに誘導して知識を深めてもらえるように、エンゲージメントやインタラクティビティを促す広告が理想的です。たとえば、スワイプやスクラッチ、回転、あるいは何かを検索したり、動画で興味を・関心を喚起するリッチメディア広告の活用を検討してみてください。
この旅行会社の アプリインストール広告 は、商品レコメンドを使用した典型的な例です。ブランドイメージとメッセージを伝えるとともに、各ユーザー向けにパーソナライズした旅行の目的地を提示してアピールしています。
このレストラン検索の広告は、ユーザー自身が検索を行えるようになっています。御社のブランドの価値を知ってもらい、エンゲージメントを構築する上で役立つシンプルな方法の1つです。
このレストラン検索の広告は、ユーザー自身が検索を行えるようになっています。御社のブランドの価値を知ってもらい、エンゲージメントを構築する上で役立つシンプルな方法の1つです。
コンバージョンスムーズな購入完結に向けて
消費者がコンバージョン段階に達する頃には、彼らはいつでも購入する心構えができているので、あとは最後の一押しをするだけです。彼らは御社のサイトを訪問した後に離脱したユーザー、あるいは御社のリピーターかもしれません。彼らがどのような消費者であれ、コンバージョン段階の広告で重要なのは、特定の商品・サービスを取り上げ、クリックスルー率とコンバージョン率を高めることです。
ブランドメッセージの代わりに、スペシャルオファーをプロモーションし、消費者が興味を持ちそうな追加のアイテムを提示したり、実店舗に足を運ばせるために地域の店舗情報を提供しましょう。この段階では、ネイティブかソーシャルかを選べる広告フォーマット、さらに1つの商品を単独で、あるいは複数の商品をまとめて提示できる選択肢があるのが理想的です。
下のモザイクフォーマットでは、複数の商品に割引オファーを明示し、それぞれの商品をクリックすると商品詳細ページにリダイレクトされます。
さらに、個々の消費者にパーソナライズした店舗情報もあわせて提供することにより、彼らが好きな実店舗に足を運んでもらえるようにしています。
広告クリエイティブに勝利をもたらす広告テクノロジー
冒頭でも述べたとおり、最新のテクノロジーを使えば、消費者1人ひとりにどのクリエイティブ要素が最適かを分析・把握し、即座に広告を構築することができます。Criteoの場合、それは広告フォーマットにも当てはまります。CriteoのAI技術は、広告デザインのカラーやフォント、CTAの選択に加え、特定のインプレッションにどの広告フォーマットがベストな選択肢かを判断することが可能です。そして、これを既存顧客と見込み客の双方に対して行うことで、彼らのエンゲージメントを最大限に高めます。豊富な広告フォーマットと、買い物客を深く理解するCriteoのAI技術を駆使した広告を通じて、御社のターゲットオーディエンスはショッピングジャーニー全体で常に魅力的なメッセージを受け取ることができるのです。
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