1度離れてしまったお客様を自社サイトに呼び戻すのは、至難の業です。ありとあらゆるデジタルコンテンツがひしめき合うインターネットの世界では、お客様とのつながりを維持し続けること自体が難しいのです。かといって、そのために色々な方法を試していると費用がかさんでしまい、気がつくとコストがROIを上回ってしまっていた、なんてことも…。
そんなマーケターの皆さんの悩みを解決するために、このほどCriteoが開発したのが、Criteo Audience Matchです。
Criteo Audience Matchは、買い物客に関する世界最大かつオープンなデータセット「Criteo ショッパーグラフ」を使って、各企業やブランドにとって最適な買い物客を特定、彼らに狙いを定めてターゲティングができるシステム。ショッパーグラフの豊富なデータを活かして、買い物客の好みや興味・関心、購入の可能性などを分析、一人ひとりに合わせてパーソナライズされた「おすすめ商品」の広告を提示して、購買に繋げることも可能です。
今回は、Criteo Audience Matchを使って、一度離れてしまった顧客を自社サイトに呼び戻すアプローチの例をいくつかご紹介しましょう。
1.季節のプロモーション
クリスマスや年末年始、母の日や父の日など、その季節ならではのプロモーションは、競合との戦いが激化する上、広告の入札価格も高くなるので、既存顧客へのリーチも難しくなります。こんな時期におススメしたいのが、Audience Matchを使って既存客が今閲覧しているサイトを特定すること。そのサイトに自社サイトへの再訪を促す魅力的なオファーを提示するのです。
たとえば、去年のクリスマスにA社のサイトでネックレスを買ったユウコさん。彼女は今別のサイトを見ていますが、そこに、以前買ったネックレスにぴったりのイヤリングがセール中であることを知らせる広告(ユウコさんにパーソナライズした広告)を出してみてはどうでしょう?ユウコさんはその広告をクリックして、もう1度、A社のサイトに戻ってくるかもしれません。
2.商品のリニューアルを通知
まずは、Criteo Audience Matchを使って、以前ある特定の商品を購入した顧客が見ているサイトを特定します。そして、そこでパーソナライズした広告を出し、以前買った商品がリニューアルされたことを知らせ、新商品を見せましょう。たとえば、冬に黒のブーツを買ったカオリさんには、ベージュや白など春の新色のブーツを見せるのです。お気に入りのブーツに新色が出たことを知ったカオリさんは、興味を持って広告をクリックし、あなたのサイトに戻ってくるかもしれません。
この手法は、顧客にアプローチする必要がなく、その商品が好きな顧客・関心がある特定の顧客だけにアプローチすればいいので、企業側にとって非常に効率的な手法です。
3.アクセサリーや関連商品のアップセル
以前購入した商品に関連するアクセサリーや、グレードアップ商品を紹介するのも1つのアイディアです。たとえば、以前カメラを購入したヒロシさんには、そのカメラにぴったりのカメラバッグなどのアクセサリーや以前購入したものに比べて少し高額なレンズなど、よりグレードの高い商品を紹介する広告を見せましょう。「これがあると便利だな」と思わせたり、「今度はこのくらい良いグレードのものがほしいな」と思わせることができれば、ヒロシさんは自社サイトに戻ってきてくれるかもしれません。
4.オフラインの客をオンラインに
ネットショッピング全盛の今でも、最初のタッチポイントが実店舗である場合は少なくありません。例えばキョウコさんは、たまたま立ち寄った店で商品を購入し、ついでにロイヤルティプログラムにも登録しましたが、それ以来、一度もその店を訪れていません。
この場合も、Criteo Audience Matchが役に立ちます。ロイヤルティプログラム登録時のデータを駆使して、キョウコさんが今、閲覧しているサイトを特定。そのサイト上で彼女に合わせてパーソナライズした広告や魅力的なプロモーションを提示し、オンラインショップに誘導して購入を促すのです。
5.顧客からのロイヤルティに報いる
以前はよく商品を購入してくれていたのに、ある日を境にぱったりとサイトを訪れてくれなくなる顧客もいます。その場合は、Criteo Audience Matchを使って、その客が今、どんなサイトをよく見ているのかを調べましょう。
たとえば、最近サイトを訪れなくなったタカシさんが他のサイトで靴を閲覧しているのがわかったら、その靴とよく似た自社商品と特別感のあるプロモーションを合わせて提示してみましょう。タカシさんは久しぶりにあなたのサイトを訪れ、自分に与えられた特別なプロモーションに満足するでしょう。こうやって顧客に満足感を与えることは、将来的な顧客ロイヤルティにもつながるはずです。
もちろん、この5つ以外にもCriteo Audience Matchの活用方法はたくさんあります。皆様の課題に応じてオーダーメイドで活用方法をご提案することも可能です。リターゲティングを知り尽くしたCriteoのエキスパートが、離れてしまった顧客を皆様のサイトに呼び戻し、「お得意様」に変えるお手伝いをいたします。どうぞお気軽にご相談ください。