準備はOK?GW中~直後のキャンペーン成功のヒント

更新日 2018年08月13日

前回のブログでお伝えした通り、2017年にCriteoが行った調査「ゴールデン ウィーク リポート」では、ゴールデンウィーク(以下、GW)前1か月~1週間の間、日本では主に旅行関連と求人関連の購買活動が活発になり、売り上げもコンバージョン率も大幅にUPすることがわかりました。では、GW中とGW直後には、日本人の購買活動にどんな変化が見られるのでしょうか?

GW期間中はモバイル経由の売上が年間最高に!

まず、GW期間中は前の週まで活発だった旅行と求人関連の購買活動は一気にペースダウン。旅行の予約は16%、コンバージョン率は22%もダウンします。求人情報サイトのコンバージョン率も26%ダウン。また、同じく連休前に好調だった本やゲームなどカルチャー系の商品や食品、化粧品の売上も15%ほど落ち込んでしまいます。しかし、この数字に惑わさされてはいけません!GW中だからといって、すべての消費者の購買意欲が低下しているわけではないんです。

GW中、特に注目すべきは、モバイルで買い物をする人たちの存在。Criteoの調査では、モバイル経由での売上は、GW期間中、なんと年間最高を記録することがわかりました。確かに、旅行先や移動中でもモバイルさえあれば、いつでもどこでも買い物ができますよね。

もう1つ注目すべきは量販店での売り上げ。GW直前に比べるとやや下がるものの、1月上旬に比べると落ち込みは3%程度にとどまっています。休暇中に日用品のまとめ買いしたり、いつもよりちょっといい食材でホームパーティを開いたり…、そんな人たちが消費を押し上げているのかもしれません。

GW直後、売上はすぐに回復傾向に

そして、GW明け、消費者の購買活動はすぐに回復し始めることもわかりました。

特にGW期間中落ち込んでいた旅行業界では売り上げが20%増、コンバージョン率も39%増。求人情報サイトのコンバージョン率は休暇中と比べて何と45%もUPします。一方、カルチャー関連商品や、食品、健康・美容関連の商品の売り上げ回復には、すこし時間がかかるものの、5月第2日曜日の母の日が近づくにつれ、花やギフトの売り上げが増加しはじめます。

いかがでしたか?GW中とGW直後の時期では、購買傾向に大きな変化が見られることがわかりますよね。キャンペーンを成功させるには、GW期間中とGW直後では、次の2点に留意して、キャンペーンの切り口や媒体を切り替える必要があります。

  • GW期間中は、モバイル経由の販売に注力を!
  • GW直後から消費ペースは回復し始めます。流れに乗り遅れないよう、事前にキャンペーン等を準備しておくこと。

GW前~直後までの購買傾向をつかめば、売り上げUPのために、打つべき施策はおのずから見えてくるはず。準備を万端に済ませて、マーケターの皆さんもGWの休暇楽しんでくださいね。