改元や紙幣デザインの変更のニュースで湧いている日本。みなさん、今年はもう1つ大きな変更があることを忘れていませんか?そう、2019年10月1日~予定されている消費税率の引き上げです。「増税」と聞いてハッピーな気分になる人は少ないでしょうが、これも1つのビジネスチャンスととらえることもできますよね。増税までに日本の消費者は、何を買おうとしているのでしょうか?増税前後の消費傾向をつかんで、対策を練りましょう!
約67%が「増税前の駆け込み購入をする」と回答
電通が2018年12月に全国の20~69歳の男女1万人を対象に行った調査「全国1万人調査」によると、消費増税前に「事前に購入する/買い置きをする」などの何らかの対策を検討している人は、67.1%(前回増税時は60.2%)に上ることがわかりました。7割近くの人が、何かしらの駆け込み購入をしようとしていて、前回の5%⇒8%の増税時よりも駆け込み購入の意欲が高まっているようです。出典:電通「全国1万人調査」
特に、「日用品」については、「事前に購入する/買い置きする」などの対策を検討していると答えた人が、前回の16.7%⇒27.5%に増加。日用品の中でも、食料などの軽減税率対象品ではなく、「シャンプーや洗剤などの日用品」「ティッシュ、トイレットペーパー」「缶ビール」「缶チューハイ」「タバコ」などの、軽減税率対象外のものを、「数カ月分まとめ買いする」という人が4割近くに上っています。出典:電通「全国1万人調査」
消費増税をきっかけにやめたいのは・・・?
逆に、消費増税をきっかけに購入や利用を見直したいと思うものについては、「やめることを検討している」「やめることはしないが、節約する」と解答したのが多かったのは、「有料のメルマガ」(70.8%)、「ソーシャルゲームなどの課金」(65.9%)、「遊園地やレジャー施設の年間パスポート」(64.8%)など。娯楽関連の支出や定期的な「会費」の支出を見直す人が多いようです。出典:電通「全国1万人調査」
男女で異なる「購入しておきたいもの」
ここでもう1つ、興味深い調査結果をみてみましょう。エアトリが2018年10月に10~70代の男女約1300人を対象に行った調査によると、消費増税前に購入しておきたいものの第1位は、男女ともに家電製品(男性41.2%、女性47.4%)、第2位は男女ともに「海外旅行」(男性31.9%、女性40.6%)でしたが、第3位は女性が「日用品」(33.7%)、男性が「車・バイク」と、男女間の差が鮮明に!
出典:エアトリ「消費税増税」に関するアンケート
男性は節約意識が希薄?
また、「消費増税後はどの費用を削減しますか?」の質問に対しては、女性の50.0%が「衣料品」と回答。普段から「ちょっと買いすぎているな」と反省している女性が多いということなのかもしれませんね。一方、男性の回答として最も多かったのは「特に削減する予定はない」(44.8%)。男女間で節約意識に大きな開きがあることがわかりました。
今回の増税にあたっては、国が経済対策として、中小の小売、宿泊・飲食サービス業でキャッシュレス決済をすると最大 5%のポイント還元が行われるなど、これまでの増税時とは異なる動きも出ています。増税まであと半年足らず。消費者の動向に注意して、適切なタイミングで適切なキャンペーンを展開しましょう!Criteoがフルファネルソリューションでお手伝いいたします。どうぞお気軽にお問い合わせください。