リテールメディアに透明性と柔軟性、そしてコントロールを:新しいCriteoリテールメディアプラットフォームのご紹介

小売業者のサイトやアプリで表示されるブランド出資の広告スペース「リテールメディア」が、この5年ほどで急成長するとともに、小売業者とブランド双方にとっての大きな課題を解決するようになっています。

小売業者は収益性を確保しつつ、買い物客に手ごろな価格で商品を提供できる、新たな収益源を求めています。一方、各ブランドは、購入意欲の高まっている買い物客にリーチし、サードパーティーのCookieに依存せずに適切なオーディエンスを特定して、メディアへの投資効果を確実に高める方法を必要としています。多くの消費者がかつてないほどの勢いでEコマースに押し寄せている今、リテールメディアはこれまで以上に重視されるようになっているのです。

最適なテクノロジーを導入する、最適なタイミング

このタイミングを最大限に活かすために、小売業者、ブランド、代理店のすべてで必要となるのが、リテールメディアのオープンなエコシステムを支える最適なテクノロジーです。小売業者は、キャンペーンの展開を効率的に管理するツールと、サードパーティの需要をシームレスに統合できる機能を求めていますが、その間も買い物客のショッピング体験を維持しなければなりません。同じくブランドと代理店も、個々のウォールドガーデンを行ったり来たりするのではなく、主要なリテールパートナー全体にわたってリテールメディアの運用を効率化したいと考えています。

Criteoではこの1年、各小売業者やブランド、代理店の皆さまがリテールメディアの計画を次の段階に進めるための「透明性・柔軟性・コントロール」を提供できるように、リテールメディアプラットフォームの再構築を行ってきました。

新しいCriteoリテールメディアプラットフォームの登場

2019年春、Criteoはリテールメディアの未来を担うオープンなエコシステムを強化すべく、テクノロジーの再構築に着手しました。1年間の開発期間を経て、新しく生まれ変わったCriteoリテールメディアプラットフォームを、いよいよリリースいたします。この再構築は何を意味しているのでしょうか?

単一の統合プラットフォームで柔軟性を向上

従来のスポンサードプロダクトとディスプレイ広告は、パラレルユニバースで共存してきましたが、リテールメディアを使えば、商品の発見からロイヤルティの確立まで、買い物客のショッピングジャーニー全体を通じて、小売業者、ブランド、代理店が単一のプラットフォームで対応できるようになります。スポンサードプロダクトとディスプレイ広告のプラットフォームが統合されたことで、小売業者もブランドも、あらゆる広告フォーマット、ターゲティング手法、メディア価格設定モデルを、単一のプラットフォームで活用できるようになりました。さらに、柔軟なアトリビューションモデルを導入して、データの視覚化とレポート出力の最新機能を備え、小売業者とブランドがキャンペーンの成果をさまざまな角度から測定できるようにしています。

小売業者とブランドの双方がコントロール可能

リテールメディアへの投資を細部まで管理できるよう、Criteoではプラットフォームを本格的なセルフサービス形式に一新しました。合理化されたキャンペーンのワークフロー、強力なユーザー管理と権限割り当て、手動とAI駆動を組み合わせた最適化など、充実した機能を駆使して、キャンペーンの管理をベンダー任せにしたくない小売業者の皆さまはもちろん、リテールメディアを複数のブランド向けに運用してすべての小売業者に対するコストを動的に最適化したい代理店の皆さまにも、メリットを提供いたします。Criteoでは、この数カ月のうちに、こういった機能のすべてを最新のキャンペーン管理とレポーティングAPIから利用できるようにする予定です。なお、リテールメディアプラットフォームの機能は、現在ご利用のツールにシームレスに統合できます。

透明性をリテールメディアのエコシステムにおける基盤要素に

Criteoリテールメディアプラットフォームは、透明性を重視して設計・構築されています。これによって、ブランドと代理店は、複数の小売業者を対象にキャンペーンを実施している場合でも、小売業者単位でレポートを出力したり、異なる小売業者間を同一の条件で比較したりすることができます。一方、小売業者の皆さまは自社のサイトやアプリで展開されているキャンペーンを視認できるようになり、どのブランドがインベントリにアクセスしてもコストを完全にコントロールできるようになっています。そしてCriteoは、価格設定モデルを公開することを通じて、小売業者とブランドに、それがテクノロジーに対する支出なのか、サービスに対する支出なのかを明確に示せるようになりました。 

今後の展望

今回の発表はまだ始まりにすぎません。今後数カ月のうちに、さらに小売業者のインベントリを増やして、このプラットフォームでの体験を向上させる新たなツールをリリースし、オープンなエコシステムを強化する新たなパートナーシップを推進していく予定です。Criteoではブランドや小売業者の皆さまと連携して、リテールメディアの水準を引き上げられるよう、この先数カ月間にわたって定期的なアップデートをお届けする予定です。

マイケル・グリーン(Michael Greene)

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業種別グローバルクライアント戦略担当上級副社長