ホリデーシーズン商戦スタート。 真の勝者は「クリスマス後」に決まる?

更新日 2021年01月13日

ブラックフライデーとサイバーマンデーの影響は全世界に

2019年もあと2か月あまり。そろそろホリデーシーズンのトレンド予測ができる時期に入りました。Criteo2018年のホリデーシーズンのトレンドを分析した結果、消費者がホリデーシーズンのためのショッピングを開始する時期は、かつてないほど早まっており、その傾向は10月から顕著に表れていました。これは、ブラックフライデーやサイバーマンデーに先立ってセールを始める小売業者が続出したためです。

そして2018年のブラックフライデーは、かつてないほどの盛り上がりを見せました。特にヨーロッパではアメリカ発祥のサンクスギビングデー(感謝祭)を祝う習慣がないにもかかわらず、小売業者やブランドのサイトトラフィックやコンバージョンに顕著な増加が見られました。下図のとおり、イギリスは332%増、スペインに至っては401%もコンバージョンが増えています。

また、サイバーマンデーもブラックフライデーほどではないにしても、コンバージョンに顕著な伸びが見られました。

今や国を問わず、ホリデーシーズンのショッピングは確実に人々を惹きつけているようです。しかし、それはあくまでも一時的なもの。ブラックフライデーのセールや楽しいクリスマスが終わった後にも、顧客に御社のことを思い出してもらえるようにするには、どうすればよいのでしょうか?

クリスマスの後、顧客に戻って来てもらうには?

Criteoが行った購入理由(Why We Buy)に関するアンケートでは、「関連性が高く、パーソナライズされた割引オファーを提供する企業からリピート購入する」と回答した人が全体の60%にものぼりました。また「興味のない商品は見たくない」と答えた人は46%に。つまり、顧客は関連性のあるプローチを好み、反応しているということです。

年に一度のショッピングシーズンの後にも買い物客に戻ってきてもらうには、シーズン後も関連性に極めて優れた有意義な体験を、継続的に提供し続けることが大切です。極めてシンプルなことですが、優れた商品を優れた顧客体験とともに提供できれば、顧客にとって御社は忘れられない存在になります。これこそが、顧客を継続的に御社のサイトに呼び戻すカギ、つまり顧客体験=コンバージョンなのです。では、具体的にどのようなことをすればよいのでしょうか?

この点についてCriteoでは、2018年のホリデーシーズンに関する調査結果とともにコンパクトなリポート「ホリデーシーズンのトレンド2019顧客体験がこれまでにないほど重視されている理由」にまとめました。今年のホリデーシーズンも、そしてその後にも顧客を惹きつけるヒントを探している方、セールによる一時的な集客だけでなく、ブランドバリューによる顧客ロイヤルティ獲得を目指している方はぜひ目を通して見てください。