アプリ経由の売上を増やすには?アプリ内コンバージョンを加速させる3つの戦略

更新日 2021年01月13日

新たなアプリユーザーを獲得し、エンゲージメントを維持するには、かなりの時間や投資が必要です。しかも、十分な利益を得るためにはアプリからの収益の最大化が不可欠であり、セールスファネルの全体でアプリユーザーを効果的にファネルの下部へと誘導していかなければなりません。

Criteoが実施した調査では、アプリユーザーの40%は常に上位ファネル、つまり閲覧はしていても特定の商品の詳細を確認するまでには至らない段階でとどまっていることがわかりました。アプリで積極的に商品ページを閲覧するのは38%、カートに何らかの商品を投入するのは15%、最終的に購入完結までたどり着くユーザーはわずか7%に過ぎません[1]

では、どうすればアプリユーザーを下部ファネルに誘導してアプリ内での購入を増やし、エンゲージメントを維持できるようになるのでしょうか?本ブログでは、ブランドが試みるべき3つの戦略についてご紹介します。

1.モバイルサイトのユーザーにアプリのインストールを促し、体験の向上を図る。

まずは、アクティブにモバイルサイトを利用しているユーザーを対象にキャンペーンを展開し、優れた閲覧体験を提供するアプリの利用を促しましょう。簡単なフォーム入力やワンクリックでの購入など、アプリを利用すればショッピング体験がよりスムーズで魅力的なものとなり、モバイルサイトを上回るエンゲージメントやコンバージョンが期待できます。実際、Criteoの調査においても、モバイルサイトと比べてアプリ内のコンバージョン率は3倍も高いことが明らかになっています。

キャンペーンの展開に加えて、御社の商品と似た商品の検索や、御社のアプリと似たアプリを頻繁に利用している新規オーディエンスへのターゲティングも検討してください。クロスデバイスの閲覧履歴や購入傾向に関するデータを適切に活用すれば、御社のアプリを気に入り、ロイヤルカスタマーへと転換できる可能性が高い潜在顧客のペルソナが明らかになり、彼らへのアプローチにフォーカスできるようになります。

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2.価値の提供を通じて、ユーザーとエンゲージする。

サイト離反率やカート放棄率が非常に高いことを考えると、新規のアプリユーザーをアクティブユーザーに転換するには、可能な限り早い段階でエンゲージメントを確立しておくことが非常に重要です。これを実現する方法の1つが、個々のユーザーの興味・関心や購入意欲に関する深い理解に基づいて作成されるパーソナライズド広告です。これを活用すれば、アプリ内でのエンゲージメントが大きく促進されることになります。たとえば、御社のゲームアプリをインストールして間もないユーザーが、レベル3までクリアしたとします。このユーザーを呼び戻すには、「レベル4をクリアして、新しい必殺技をゲット!」のようなメッセージが有効です。

app engagement ad example

リエンゲージメントも効果的なアプローチの1つです。新機能・新商品をはじめ、特別オファーや送料無料といったインセンティブを提供するプロモーション広告を配信すれば、かつて御社のアプリをアンインストールしたユーザーを呼び戻すことができます。休眠中のユーザーに新しい商品やサービス、機能などをおすすめするメッセージを送信してもよいでしょう。それと同時に、ロイヤルティプログラムや割引サービスでアクティブユーザーの満足度を維持することも忘れてはいけません。

3.ユーザーの行動履歴に基づいてリターゲティングする

リターゲティングは、シンプルでありながらもコンバージョンの促進に極めて有効です。最大限の成果を得るためには、御社のアプリ内に限らずオープンなインターネット全体にわたり、閲覧・購入履歴などのあらゆるデータを分析して生成される商品レコメンドを、パーソナライズド広告に組み込んでアプリユーザーに配信します。また、広告は御社のアプリ内の最も関連性の高い商品ページにリダイレクトされるようにしてください。そうすることで、ユーザー1人あたりの閲覧商品数を3倍に増やせる可能性があります。

すでに御社がアプリリターゲティングキャンペーンを実施している場合には、売上原価(COS)の目標に合わせて入札を自動的に最適化するモデルへの切り替えを検討することをおすすめします。そうすれば手作業にかかる手間を省けるだけでなく、限られた予算内でコンバージョンを最大化できるようになります。

アプリ内マーケティングに関するインサイトについて詳しく知りたい方は、Criteoの「アプリ内マーケティング集中講座」オンデマンドウェビナーにぜひご参加ください。

アプリ内コンバージョンを加速させる方法については、Criteoのモバイルアプリ広告プラットフォームのページをご覧ください。

[1] 出典:Criteo、世界、2019年12月5日~2020年1月8日、パートナー企業49社の19億人のアプリユーザー