Criteoの最新ガイド「リバウンド戦略:ソーシャルディスタンシング・エコノミーで役立つ7つの広告戦略」の概要紹介

更新日 2020年08月06日

今週、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化している大都市の1つであるニューヨークが、経済活動再開の第2段階であるフェーズ2へと移行しました。これをきっかけに小売店舗や飲食店、美容院・理容院、自動車販売ディーラーといった商業施設が、一定の安全対策を講じながら営業を再開しています。米国内の他の地区や世界各地でも、すでに営業を再開している地域が見られるようになっています。

COVID-19によるパンデミックのピーク時は、世界経済の大部分がほぼ完全にバーチャルな環境で動いていましたが、ようやくパンデミック以前の世界を取り戻しつつあります。とはいえ、消費者のショッピングの在り方が以前の状態に戻る気配はなさそうです。

Criteoでは最近、世界中の1万3,000人を対象にアンケート調査を実施。その結果、多くの消費者がパンデミックによって定着したオンラインショッピングの習慣を、今後も続ける考えであることが明らかになりました。半数以上(53%)が、外出自粛の期間中に少なくとも1つ以上のオンラインショッピングの方法を新たに発見し、それを今後も利用したいと回答しています。1

世界各国のマーケターは、この新たな消費者行動に素早く対応し、デジタルへの注力をより一層強化しなければならなくなっています。多くの国々で経済が回復しはじめている状況を踏まえ、マーケターはどのように次の課題に先手を打つことができるのでしょうか?

景気回復期に向けたマーケティング戦略

Criteoでは、日頃からマーケターの皆さんとの会話を大切にしています。マーケターの皆さんが抱えるさまざまな課題に耳を傾け、皆さんが最新の市況に適した広告キャンペーンを展開できるよう、取り組んでいます。

そこで、私たちはこれまで蓄積してきたナレッジを皆さんと共有したいと考え、Criteoの最新ガイド「リバウンド戦略:ソーシャルディスタンシング・エコノミーで役立つ7つの広告戦略」を公開しました。本ガイドでは、最も頻繁に話題に上ったビジネス課題を取り上げるとともに、マーケターの皆さんが今すぐ実践できる解決策を提案しています。

以下では、各課題とその解決策について簡単に説明していますが、詳しい手順などについてはガイド本編をダウンロードしてご確認ください。

マーケティングにおける7つの重要課題と解決策

課題1:広告予算の縮小

解決策:パフォーマンスマーケティングに注力する。

パフォーマンスマーケティングを実践すると、マーケティング予算の使用状況を正確に把握してキャンペーンの成果を測定できるようになり、ビジネス目標の達成に向けてより具体的に取り組めるようになります。

各キャンペーンの成果とROIを明確に把握できれば、最も優れたパフォーマンスのマーケティングチャネルに予算を集中させて、ビジネスの成長を加速できるはずです。

課題2:実店舗の営業自粛

解決策:実店舗のロイヤルカスタマーにエンゲージし、すべてのチャネルで売上拡大を図る。

小売業者の実店舗が一時休業を余儀なくされたことを受け、多くの広告主がオフライン販売の予算をオンライン戦略やEコマースに割り当てるなど、予算配分の見直しを行っています。店舗がある地域によってはデジタルキャンペーンを展開し、実店舗のロイヤルカスタマーに再開の見通しなどの情報を伝えつつも、当面の間はオンラインでの購入を推奨するといったことも可能です。

課題3:大変革を遂げる小売パートナー

解決策:小売業者のウェブサイトにネイティブ広告を配信する。

Criteoリテールメディアを活用するブランドは、小売業者のウェブサイトの広告インベントリを通じて購入意欲の高いアクティブユーザーにアプローチすることができます。

オンラインでの検索と購入が急増している今は、絶好のチャンスです。ブランドは小売業者のウェブサイトをはじめ、検索ページ、商品の詳細ページなど、デジタルシェルフの至るところで自社の商品をアピールするとよいでしょう。

課題4:新規顧客の獲得

解決策:需要の高い商品を活発に購入している新規オーディエンスにリーチする。

目まぐるしく移り変わる状況の中で、消費者行動はまさに週単位で変化しています。同時に、商品の需要も次々と入れ替わっています。だからこそ、御社の商品の中でも特に需要の高い商品の広告を、インマーケットな消費者に提示するのが効果的なのです。

新規顧客とのエンゲージメントを迅速に確立する方法については、Criteoのウェビナー「広告キャンペーン用のオーディエンスを構築する方法」をご覧ください。

課題5:アプリのリテンション率

解決策:ユーザー体験にフォーカスする。

アプリ内マーケティング担当者の最大の課題は、アプリをダウンロードしてもすぐに放棄してしまうユーザーをアクティブなロイヤルカスタマーへと転換することです、そのためにも、アプリの利用体験を改善する必要があります。

新規ユーザーに御社のアプリを長く利用してもらうためにも、Criteoのガイドブック「アプリリテンション率の改善に向けて」をぜひダウンロードしてご覧ください。

課題6:クリエイティブとメッセージング

解決策:消費者のライフスタイルの変化に合わせながら、需要を刺激・喚起する。

Kantarが世界中の3万5,000人の消費者を対象に実施した最新のアンケート調査では、大多数(77%)がブランドに対して「新たな日常でどのような役割を果たすのかについての意向を表明すべき」と考え、また70%が「安心感を与える姿勢を示すべき」と回答しています。つまり、マーケターは広告の配信を通じたアプローチの中で、クリエイティブとメッセージングを常に調整し続けなければならないのです。

課題7:需要の落ち込み

解決策:現在の状況が落ち着いた後を見据えて、顧客との信頼関係を醸成する。

景気回復の見通しはまだ明確ではありませんが、マーケターの大半はパンデミック後の世界がこれまでとは異なるものになると考えており、この危機を乗り越えた後の世界で消費者の期待に応え続ける方法を模索しています。

ガイド本編をダウンロードして、各ソリューションの詳細や実際の活用例をご確認ください。
1出典:Criteoのアンケート「新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大のピークから回復期へ」、世界、2020年5月13日~29日、回答者数:1万3,532人